マッシュルームベーステーブル

プロのスタイリングと撮影について

こんにちは、メトロクス・タカハシです。

スタジオ
3月15日の日曜日、メトロクスメンバーは
いつもお世話になっているスタイリストの中田さんと
カメラマンの髙橋さんにお願いし、商品撮影を行いました。
のっけの画像はスタジオで取ったスナップです。

今回、撮影となったのは長大作と渡辺力のプロダクトの数々です。
前回のマックス・ビル ラグの撮影の時と同じようにメトロクスを飛び出し
撮影スタジオに行ってきました。

今回の場所は目黒の鷹番にあるレンタルスタジオまで。
メトロクスのある新橋からだと都内は大体どこでも30分程度で
行けちゃうんですよね。 そういう所は新橋の良いところ。

スタジオ
スタジオ内は既に小物やグリーンがハイセンスに置かれ、雰囲気があります。

撮影準備
先ずは全員でメトロクスから持ってきた小道具となる小物たちを開梱していきます。
写っているテーブルや椅子は元々スタジオにあった家具たちで今回は使用しません。
撮影がひと段落ついたころに、奥にあるコーヒーメーカーで一服することができました。

撮影準備
今回は長さんや力さんがテーマのため、リキクロック多め。
そこにマーク・ニューソン清岡幸道のマグ等、ソリッドな要素が加わります。

スタイリング中
手前がスタイリストの中田さん、奥にいるのがカメラマンの髙橋さんです。

まずはパーシモンチェアマッシュルームベーステーブルからスタイリング開始です。
何度か撮影に立ち会っていますが、普段見慣れているプロダクトがプロの手にかかり
輝きだす瞬間は何度見ても飽きないなぁーんて思ってたら、、、

スタイリング
あれよあれよと仕上がっていきます。
カトラリーは柳宗理、清岡さんのスープボウルにはパンや
イッケンドルフにはシリアルが入っています。
テーマは朝ごはんでしょうか?

スタイリング
ちょっとひいてみると全体はこんな感じです。

パーシモンチェアは低座椅子や中座椅子などのイメージがあるからか
どことなく「和モダン」っぽい雰囲気があうのかなと思っていましたが、
改めてみると違いましたね。
いくらでも応用が利くみたいです。

今日の撮影に立ち会ったことで、一番感じたことは
やっぱり「この家具はこういうインテリアにあう。」とか
思い込んじゃ駄目ということ。

色んな情報やイメージに惑わされず、自分の感性に素直に従いながら
家具を選んでいきたいし、お客さんにも選んで貰いたいです。

そういう意味でもこういうイメージカットがあると選択の幅が
広がるんじゃないでしょうか?

※実際のイメージカットは別の角度から撮影を行って
もっとかっこいい仕上がりになっています。

スタイリング
他にもこの日はソリッドスツールリキモビール、、、アイアーマンもありますね。

スタイリング
そしてカートンファニチャーの撮影も行いました。

残りは完成したリーフレットとオンラインにアップしたときに
お見せできればと思います。

おまけ:
過去のスタイリングのブログ記事はこちらから

・マックス・ビルのグラフィックラグ発売
・商品撮影風景レポート。

パーシモンチェアの過去と今

こんにちは、メトロクス・タカハシです。

前回のブログにもあげましたが、メトロクスでは
マッシュルームベーステーブルパーシモンチェアを打ち出しています。
前回は、マッシュルームベーステーブルの話でしたが、今回はパーシモンチェアの話。

現在、東京店ではパーシモンチェアの原型となった
当時のオリジナルモデル(非売品)を2脚展示しています。

パーシモンチェア
一番右が現行品のパーシモンチェア
真ん中が1960年のミラノトリエンナーレに出品したモデル、
一番左は詳しい年代は不明ですがそれより前に作られたモデルです。
パッと見ただけでは色の違い以外わからないと思いますので、それぞれ説明させて頂きます。

脚の違い
一番の違いは脚の構造にあります。
奥のモデルは脚部が合板でできていますが、
手前のミラノトリエンナーレ時のモデルはラケット構造が採用されています。
テニスラケットの構造を家具に応用できないか、という着想から製作したモデルで
成形合板による家具工法としては先駆的な製品だったようです。

現行品パーシモンチェア
そしてこれが、現在のパーシモンチェアです。もちろんラケット構造は健在です。

実はこのパーシモンチェアはジャン・プルーヴェのスタンダードチェアが原型なのです。
プルーヴェ氏と親交があった坂倉準三氏がスタンダードチェアの構造を木製で
試みてみようという提案から1947年頃、坂倉準三氏のデザインからスタートしたようです。
その後、長大作氏の手に委ねられ半世紀、
常に先駆的構造やフォルムを取り入れて進化し続けてきました。

国際文化会館
そして現在、1955年に坂倉準三氏、前川國男氏、吉村順三氏により設計され
当時、長氏がロビーとダイニングルームの家具を担当した国際文化会館の
2006年のリニューアルに伴いパーシモンチェア
マッシュルームベーステーブルはティーラウンジに復刻導入されています。

東京店では長氏の書籍やスタンダードチェアからパーシモンチェアまでの
デザインの系図などの資料もございますので、是非お立ち寄りください。

時を経て進化したマッシュルーム ベーステーブル

こんにちは、メトロクス・スギウラです。

只今、東京店では、数々の建築・家具デザインを手掛け、
日本のデザイン界を牽引した重鎮の一人 長 大作さんがデザインした、
マッシュルームベーステーブルと、パーシモンチェアを展示しています。

 

マッシュルームベーステーブル レクタングル
マッシュルームベーステーブル レクタングル クリア ¥165,900

マッシュルームベーステーブル レクタングル ダークブラウン
マッシュルームベーステーブル レクタングル ダークブラウン ¥99,540
ダークブラウンは生産終了のため、展示品のみの販売となっておりますので、
40%OFFとお得です。

マッシュルームベーステーブル 三角形 ダークブラウン
マッシュルームベーステーブル 三角形 ダークブラウン ¥126,000
こちらも生産終了のため、残り1台のみとなっております。

 

今日は、2006年にメトロクスでリデザインモデルが誕生しました、
マッシュルームベーステーブルのお話です。

 

長 大作
素敵な笑顔の長 大作さん

 

このテーブルの原型は、「おむすびテーブル」と言う名前のテーブルでした。

1953年に、長さんが家具を担当した東京銀行丸子クラブハウスの
コーヒーテーブルとしてデザインしたのだそうです。
後に国際文化会館の食堂用テーブルとして、また松本幸四郎邸の
コーヒーテーブルとしても使用されました。

おむすびテーブル
こちらは東京店で展示中のおむすびテーブル オリジナル(非売品)

 

2006年にこのおむすびテーブルを元に、ダイニングテーブル用に高さなど調整し、
リデザインしたのが、マッシュルームベーステーブル 三角形と四角形です。

マッシュルームベーステーブル 三角形、四角形
マッシュルームベーステーブル 三角形と四角形

 

マッシュルームベース

名前の由来になっているこの「マッシュルームベース」は、
長さんと、長さんの師である坂倉準三さんが‘シャンピニョン’(キノコ)と呼ぶ
コンクリート建築からヒントを得ているそうです。

 

2006年4月のリリース時には、メトロクス東京店で、
長大作~有機的かたち』と題した、エキシビションも行いました。


長大作~有機的かたち』展の様子

 

こちらは長さんが1955年にロビーや食堂椅子などのデザインを手がけた、
国際文化会館。右の画像は、ティーラウンジ The Garden。
マッシュルームベーステーブルパーシモンチェアがズラリ。
2006年に、納品させて頂いたものです。

 

その後、4人で使えるダイニングテーブルが欲しいと言うご要望もあり、
2010年に、長さんと一緒に細かく調整をして、
マッシュルームベーステーブル レクタングル」が出来上がりました。


パーシモンチェアが4脚入る大きさになっています。
天板の縁の丸みは安全性もありますが、
丸みがある方が薄くシャープに見えるという視覚的な効果もあります。

マッシュルームベーステーブル レクタングル

弧を描いた形は、4人座った時に、全員が中央を向きやすいように、
考えられています。

私が驚いたのは、とてもしっかりとしているので重そうにも見えますが、
軽くて女性一人でも運ぶことが出来るということです。

様々な経緯のなかで進化し、今の形となったマッシュルームベーステーブル
なんだか、歴史を感じてしまいますね!

是非、実物をメトロクスに見にいらして下さい。

 

おまけ
長 大作 だるま

こちらは『長大作~有機的かたち』展で展示させて頂いた、長さんのだるま。
とても素敵だったので、載せてみました。
踏ん張って頑張っているような、とても良い表情をしていますね!