リキウォッチに「小さな腕時計」シリーズが加わりました
こんにちは。
メトロクス・タカハシです。
先日、メトロクスで取り扱っている渡辺 力さんの「セイコー・リキコレクション」に
新たなモデルが加わりました。
文字盤のモチーフは1970年に服部時計店(現:セイコー)から発売された「小さな時計」。
現在はタカタレムノスから復刻盤が販売されています。
この復刻盤は当時のオリジナルモデルを渡辺力さん自身がリデザインをされ当時の
雰囲気を損なうことなく生まれ変わりました。
当時は贈答品や記念品を目的として大きく豪華な装飾を施した時計が主流だった
時代に渡辺力さんのシンプルなデザインは画期的なものとして多くの建築家や
デザイナーに支持されていました。
さて、話は戻りますが、この小さな腕時計、小と大で文字盤のデザインが若干異なります。
左の小さいサイズは時計本体を小型化させる際に視認性を確保する為、
文字盤部分を一段くぼんだデザインにし、斜めからの位置でも長針と短針の
位置を読み取りやすくしてあります。一段盛り上がった数字は文字盤が
でしゃばり過ぎないよう色が入っていませんが、使用されている
フォント「クラレンドン」は小さくても可読性が高い為、読み取りやすくなっています。
クラレンドンというフォントは1845年にデザインされ1953年にスイスの
デザイナー、ヘルマン・アイデンベンツとエドアール・ホフマンによって復刻されました。
ちなみにホフマンは、現在もっとも使用されているフォントの1つ
「ヘルベチカ」を手掛けた人です。
実際に大人サイズの「大」を男性が着用してみました。
腕回りが185mmの人まで着用可能なため、男性にもおすすめのモデルです。
ベルトに使われている素材はベジタブルタンニンでなめしたピッグスキン。
人の肌の感触に一番近い素材と言われ柔らかく着け心地もいい具合です。
続いて子供と女性向けサイズの「小」。
大人が着けちゃっても平気? と思う人もいるかもしれませんが、腕回り17mm以下の
男性なら特に問題なく使用することができます。
ちなみに着用した僕は太ってもないし痩せてもいない平均的な体系の日本男児です。
実際に僕はこの小さな腕時計の以前のモデル「リキウォッチ キッズモデル」を
愛用していたくらいで、むしろ小さい文字盤の方が好みでもあります。(人による)
これからの新生活に小さな壁掛け時計と腕時計をセットでプレゼントというのも
気が利いていていいかもしれません。
男女カップルや親子揃って是非お使いになってみてはどうでしょう?
余談ですが、2006年ブルーノ・タウト展の時の渡辺力さんのインタビュー記事を
下記リンクで公開していますので、興味がある方はご覧ください。