札幌駅の駅時計が待望の復刻
こんにちは、メトロクス・タカダです。
この度、メトロクスでは、JR札幌駅のコンコースに設置された
駅時計をもとに開発された掛け時計「eki clock(エキクロック)」の
取り扱いを開始いたしました。
駅時計にふさわしいオリジナル数字による、読みやすく
美しい文字盤とシンプルな時計枠体によって、究極の
ベーシックデザインを追求した時計です。
元になった時計は、北海道出身のデザイナー・五十嵐威暢氏
によって札幌駅のためにデザインされた駅時計で
東西両コンコースに1点ずつ設置されており、
南北それぞれに向いた時計の文字盤は、表と裏で
白と黒に配色されています。
五十嵐威暢氏は、グラフィックデザイナーとして活動をはじめ、
国内外の企業のために多くのVI計画を作成しました。
代表作に明治乳業、サントリー、三井銀行、王子製紙
などがあります。
そのほか、プロダクトのデザインも数多く手がけ
ロサンゼルスに渡り、彫刻家としても活躍しています。
作品はニューヨーク近代美術館をはじめ、世界30カ所以上の
公立美術館に永久保存されています。
2015年からは多摩美術大学名誉教授に就任されました。
札幌駅で手掛けたのはコンコースの駅時計以外にも
札幌駅南口外壁の「星の大時計」をはじめ様々な
パブリックデザインにも携わっています。
ご存知の方も多いかとは思いますが、実は、エキクロックは
一度、2005年に製品化されており、2006年グッドデザイン賞を
受賞しています。
その後、惜しまれながらも製造が終了となり、
メーカーでの製造がストップしていましたが
2016年、タカタレムノス社製として、
お求めやすい価格帯となって復刻が実現しました。
エキクロック ホワイト ¥12,960(税込)
エキクロック ブラック ¥12,960(税込)
外箱付き
駅時計をモチーフに開発されただけあって、広い空間や
オフィスなどでも視認性が非常に高く
離れた場所からでもはっきりと時刻が判断できます。
直線的でシンプルでありながら、特徴のあるフォントを採用し
他のベーシックな時計は持っていない個性を確立しています。
ちなみに、そんなエキクロックですが、五十嵐威暢氏のブログによると
デザインをするにあたってモデルにした時計があるというのです。
なんだと思いますか?
想像がつく方もいらっしゃるかもしれません。
モデルとなったのは、1944年にハンス・フィルフィカー氏が設計した
スイスの鉄道時計。
白い盤に黒い目盛と針、そして特徴的な赤い秒針、
シンプルで明快で強く優しく、そして何より見やすいデザイン。
掛け時計のお手本のような存在ですね。
エキクロックのルーツはスイスにありました。