デンマークの“家具の彫刻家”が手掛けた名作時計

こんにちは。
メトロクス・オノデラです。

シンプルながらも存在感を放つ、
褐色の木目とフォルムが美しいウォールクロック。

Finn+Juhl_表

Finn+Juhl_roomimage

この時計は、
デンマークデザイン黄金期の
最も有名な家具デザイナー・建築家のひとりとして知られるフィン・ユールが、
1950年~52年にかけて
ニューヨークの国連、信託統治理事会会議場の内装の一部として手掛けられたもので、
2015年、デンマークのアーキテクトメイド社から復刻製品化されました。

Finn+Juhl_整列

直径34.5cmと、やや大きめのサイズ感。

Finn+Juhl_文字盤アップ

当時のデザインを踏襲した普遍のインデックス。

文字盤の形状は、木の皿のような滑らかな曲面。
針も文字盤の曲面にあわせた形になっており、
なかなか手が込んでいます。

Finn+Juhl_横

横から見ても美しい!
滑らかな曲線とその考え抜かれた造形的なフォルムは、
別名「家具の彫刻家」と称される、フィン・ユールならでは。

作品のデザインや歴史、その背景までを含め、
価値と魅力を見出すことができる時計です。

また、フィン・ユールは好んでチーク材を用いることでも知られています。

この時計も、例外ではなく、
ミャンマー産の上質なチークの無垢材を贅沢に使用して作られています!

Finn+Juhl_裏

「チーク」は、ウォルナット、マホガニーと並び世界三大銘木のひとつで、
美しい木目と強靭な耐久性の為、
高級材として知られており、世界中で大変人気のある木材。

フィン・ユールの時計の奥行は5cm!!
時計の直径が34.5cmから割り出してみると、
少なくても、幅34.5cm×高さ34.5×奥行5cm以上のチークの無垢材から
削り出されて作られていることになりますね。
うーん・・・、なんて贅沢!

使用していると、年月とともに木目の黒い色(樹脂)が抜け、
金褐色へと鮮やかに変化する様子を楽しむこともできます。

余談ですが、
メトロクスにも、チーク材を使用したアイテムがあるんですよ。

まずは、
日本デザイン界のパイオニア 渡辺 力 氏 デザインのソリッドスツール

ソリッドスツール_img
※画像はオーク材です。  / Styling : Yumi Nakata Photo : Masatoshi Takahashi

ソリッドスツール_チーク
※こちらはチーク材。

チークの無垢材を座面に使用しています。
厚さ2センチの無垢材2枚とスチールのフレームとで構成された
シンプルかつ贅沢なスツール。

そしておなじみ、
フランスのピエール・ポラン デザインのF031デスク、F061サイドボード

F031_チークホワイト
F031デスク チーク/ホワイト / Styling : Yumi Nakata Photo : Masatoshi Takahashi

F061_チークホワイト
F061サイドボード チーク/ホワイト

F031F061_チークブラック
F031デスク チーク/ブラック ・ F061サイドボード チーク/ブラック

これらのチーク仕様、
定番の
ソリッドスツール オーク仕様
同じく定番の
F031デスク オーク仕様F061サイドボード オーク仕様
負けず劣らず、じつは人気の高いアイテムなのです!

チーク材のアイテムは、
時代を経るとともに、色合い、艶に磨きがかかります。

チーク材、魅力的です。

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