【F031デスクキャンペーン】その3~椅子の張替え編~

みなさんこんにちは、ダブルヘッダー、メトロクス:タニです。
今日は【F031デスクキャンペーン】のブログシリーズの第3弾、
≪椅子の張替え≫編です。
今回のキャンペーンはやはり先週のブログでもアップした、
サーリネンの72・71チェアです。余談ですが、僕は圧倒的に71のアームチェアが好きです。

ヴィンテージ品は通常経年劣化で状態の良いものは
買いやすい価格ででまわることはありません。
劣化する部分でも特に気をつけないといけないのが、
ウレタンです。簡単に言うとクッションの部分です。

これは71アームチェアです。写真では分かりにくいですが、ウレタンは
硬くなり手で触るとボロボロになるほどになっています。これは経年で
水分や汗などを含むことで劣化していきます。長く使われてきた証拠です。

高い品質下において作られた椅子はウレタンも何層かにわかれています。
これは硬さの違うウレタンを部分によって使い分けたり
厚みを変えたりして使い、すわり心地や耐久性を考慮された
設計だという証です。

こっちは72の背の部分です。本体はグラスファイバーでできています。
FRP(繊維強化プラスティック)ともいわれ、古いイームズの椅子のシェルもこの材質です。
強度があり、また軽いのが特徴です。
古いウレタンをきれいに剥離し、その上に新しいウレタンを張っていきます。

右が新しく張り替えたもの。まっさらのまっしろなウレタンが輝きます。
座も新しいウレタンに交換します。上層部分は薄い綿です。水分などを吸収する役目をします。

ここで張地が登場。上記までの工程が終わった段階で
型紙を作ります。そして布の裁断して縫製に入ります。これは青色ですが・・・

ミシンで縫う箇所がほとんどですが、背の部分は一部手縫いします。
この背中の穴のアールは手縫いです。針はこんな曲がって太いものを。

完成しました。

今回は上記のようにウレタンを新品に交換し、また張地も沢山あるなかから
希望のものを選んで張ることが出来ます。これが楽しみですね。
お部屋のカラー、好きな色など何でも出来ます。色の種類も沢山あるので
きっと希望の色が見つかると思いますよ。

と、こういった工程で張り替えたものをデスクと一緒にお届けしています。
ご検討中の方、是非この機会に!
デスクについてはこちらの【F031デスクミニガイド】もどうぞ。

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