展示会レポート【坂倉準三展 鎌倉から汐留まで】

みなさん、こんにちは。
メトロクスの谷です。シルバーウィーク最終日もなんのその
メトロクス東京は連休中も営業しております。
毎度毎度で申し訳ありませんが、展示会レポートです。
今回は【坂倉準三展】へ行ってきました。
坂倉展鎌倉

最終日になってやっと行くことが出来た【坂倉準三展】、氏が設計した《神奈川県立近代美術館 鎌倉》です。
氏がル・コルビュジェのアトリエで働いていたことはあまりにも有名ですが、その作品を僕はそれほど
詳しくは知らなかったので、大変勉強になりました。
今回の展示会での興味は、メトロクスで復刻・リデザインさせて頂いた
「パーシモンチェア」「マッシュルームベーステーブル」【長 大作さん】がかつでは
坂倉準三建築研究所に在籍されていた、という点です。
パナソニック電工汐留ミュージアムで開催されているこちら。(こちらは27日までです。みなさん、是非!)
坂倉展汐留

館内は写真撮影禁止につき、こんな写真しか・・・。
こちらでは住宅・家具の展示が主だったため、僕はテンションが上がってしまい
長居をしてしまった訳でして、かくかくしかじか・・、ところどころ長さんのサイン「D.Choh」を確認し、
「ふむふむ」と思った僕でした。
面白かったのは、坂倉さんがデザインした三角形のローテーブル。長さんも三角形を重んじていたので
なるほどだったのですが、注目したのはそのテーブルの脚です。
楕円形の柱になっているのですが、どこかで目にしたことがあるなあ、と。
そうです、シャルロット・ペリアンの「ベンタリオ」だ、そしてさらにはル・コルビュジェの「LC6」だ!
説明するまでもないのでしませんが、そういうことです。

「あんた、あの娘の何なのさ?」

人の真似をすること、人の影響を受けること、その違いはもしかすると紙一重なのかもしれませんが
その紙はそこからは何処へもいかない、その二つは決して同じにはならない、・・ということなのかしら。

図録、ついつい買ってしまいました。

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