建築とデザインの本、おすすめ紹介

こんにちは、メトロクス・タカダです。

現在、メトロクス東京店で開催中のコレクションマーケットでは、建築やデザインの関連書籍を中心に貴重な書籍を300冊以上を揃えました。蚤の市のような感覚で、ご自由にお手に取ってご覧いただけます。
書籍の他、ポスターやアート作品なども合わせてご用意しております。

今回は、そんな中から、おすすめしたい書籍をいくつかピックアップいたします。

domus(ドムス)

1928年に建築家であるジオ・ポンティにより創刊され、21世紀の現在まで刊行が続けられているイタリアの雑誌。古いバックナンバーは、コレクションしている方も多く、現在でも建築およびデザインの分野で世界的に著名な雑誌であり同分野に対して大きな影響を与え続けています。 / 一冊 1,430円(税込)

少し詳しく見ていきましょう。

domus 268-minNo.268

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こちらは、今回ご用意したドムスの中で一番古い過去号。1952年に発刊されたものです。
ミラノにある1826年創業の百貨店「Rinascente(ラ・リナシェンテ)」の新しいインテリアフロアの特集が組まれています。

domus 547-minNo.547

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次に、こちらは、1967年発刊のドムス No.547。エットーレ・ソットサス Jr.が、日本を訪れた際の出来事を綴った、写真付きのエッセイが載っています。写真はソットサス自身が撮影したもの。
まさに、この頃は、日本で首都高速道路の施工が盛んに進められていた時代。何やら鉄骨が組まれている様子が写っています。
正方形にトリミングされた断片的な写真が並び、現代で言うインスタグラムを見ているような感じです。

domus483-minNo.483

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続いて、こちらは、1970年発刊のドムスNo.483。オランダ・ロッテルダムで開催された展覧会「DOMUS DESIGN(ドムスデザイン展)」のミニカタログが観音開き式のページで収められています。当時、世界的にも先進的なデザイン産業を進めていたイタリアのプロダクトが200点以上、裏表に渡って掲載されています。

domus541-minNo.541

そして、こちらは、1974年の No.541。花札のグラフィックを並べた表紙が面白い一冊です。
インテリアとして飾りたくなるような、グラフィカルな表紙のデザインもドムスの魅力の一つ。お気に入りの表紙で選んでいただくのも良いかもしれません。

Aldo Londi(アルド・ロンディ) -20世紀の陶芸家-

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こちらは、2014年に刊行された、アルド・ロンディの生涯につてい詳しく綴ったバイオグラフィ。テキストはすべてイタリア語(上)と英語(下)の両方で併記されています。アルド・ロンディに関する情報がたくさん詰め込まれた内容の濃い一冊です。
アルド・ロンディはイタリアの陶芸家・デザイナーでビトッシ社のアートディレクターも務めていました。若かりしエットーレ・ソットサス Jr.の陶芸の師匠としても知られています。 / 5,500円(税込)

菅井 汲(すがい くみ)

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こちらは、フランスで活躍した日本人画家、菅井汲の作品集です。
初期に見られる躍動的な作品群、1960年代以降に展開した幾何学的な作品群、それぞれにおいて掲載作品が多く、充実した内容となっており、非常に満足度の高い一冊です。 / 8,800円(税込)

菅井汲の作品も合わせて展示販売しておりますので、書籍とあわせて眺めていただくと良いかと思います。

01s-minSilkscreen “Variation” / 菅井 汲 / 132,000円(税込)

01s-minSilkscreen “Quatre Balles” / 菅井 汲 / 132,000円(税込)

01s-minLithograph “Demain et Demain” / 菅井 汲 / 49,500円(税込)

いかがでしたでしょうか。

今回ご紹介したものはほんの一部です。
遠方でご来店いただけない方もいらっしゃるかと思いますので、その他の書籍のラインナップが気になる方がいらっしゃいましたら、簡易的なリストをお送りできます。
ぜひお気軽にお申し付けください。

9月1日(火)迄の開催となっております。
残りの期間もあと僅かとなりましたが、引き続き、皆様のご利用をお待ちしております。

tokyo@metrocs.jp|TEL 03-5777-5866