静岡市立芹沢銈介美術館へ行ってきました!
みなさんこんにちは。
メトロクス:タニです。
先週の土曜日からいよいよ『あたらしいクラフトのカタチ』展が
始まりました。週末は大勢のお客様にご来店いただきまして
ありがとうございました。ハラダマホさんの器や、鈴木稔さんの薪の器
など一点しかないもののいくつかはお客様に気に入って頂けて、旅立って行きました。
この辺りの作品は、今週どしどしクラフトブログで紹介していきますので
お楽しみに。
今日はクラフトの催事にあわせて、先日行って来た『静岡市立芹沢銈介美術館』
のことを書こうと思います。
9月末にたまたま連休があったのでレンタカーで行って参りました。
平日に行ったということもあり、かなり静かでした。
ちょうど、『芹沢銈介のブック・デザイン』という企画の最中でした。
静岡に着くまでの東名高速は台風なみの土砂降りで、目の前も見えないような天候でした。
ところが、静岡に入ってしばらくするとあれよあれよと言う間に太陽が。一気に汗ばむ陽気で
美術館に乗り込んだのです。
入口から。建物の真ん中は池になっていて、噴水が。石畳の通路と石の外壁がとても印象的。
庭も。
この美術館は1981年に建築家:白井晟一(しらいせいいち)によって設計され、建てられました。
『有名な登呂遺跡に隣接するこの建物は、跡の雰囲気に自然に融け込むように、石、木、水という
天然素材を選んで構成された・・・・』と美術館の案内にあります。
とにかく、天気もよく、雨で潤った石壁や通路、地面がきれいな日でした。
入口へのアプローチ。洞窟みたいでした。ファサードもかっこよかった。
型絵染の人間国宝として知られる氏の手掛けた本の装丁300冊が展示されていました。
中には数々の名だたる作家の本が。川端康成、司馬遼太郎、山本周五郎など。他にも、
雑誌『工藝』、柳宗悦のもの、白州正子、岡本かの子などなど。
もちろん着物やのれんなど他の作品なども多数ありました。着物などは鳥肌が立ちます。
僕は実は芹沢銈介のデザインがかなり好きなのです。色彩の感覚やグラフィック的にも
初めて見たときの衝撃は忘れません。ずっと行きたかったこの美術館へやっとこれたのでした。
ただ、こころ残りというか下調べが甘かったというか、美術館の隣に東京の蒲田にあった氏の家を
移築し、そこには氏が世界各国でみつけてきた蒐集品が数多く展示されているのです。
しかし、家の開放は日曜・祝日のみ。見ることが出来ませんでした。ヘコっ、です。
家の外観だけ取ってきました。また来なければ、と心に誓いました。
次回必ず。みなさんも是非。おすすめです。