新商品 アンジェロ・マンジャロッティ≪ジュニア≫

みなさんこんにちは。メトロクス:タニです。
イタリアデザイン界の巨匠:アンジェロ・マンジャロッティの「ジュニア」シリーズが、
ついに発売となりました。
①ジュニア
この「ジュニア」先日のブログでも紹介をした通り、イタリアデザイン界の巨匠である、
アンジェロ・マンジャロッティが1966年に発表した、組み立て家具のシリーズです。
釘やネジを使わず、切れ込みの入ったパーツをはめ込むだけで完成するというシンプルなシステム。
そのアンジェロ・マンジャロッティはこんな人。
②アンジェロ・マンジャロッティ
建築家でありデザイナーである、イタリアのモダンデザインを語る上で欠かすことのできない人物です。
そのマンジャロッティが手掛けたこのシリーズ。発表されてから約50年が経っているので、
オリジナルの現存も少なく、また詳しく知る人も多くはいません。
④マンジャロッティの世界
「マンジャロッティの世界」という日本語訳がされた書籍に当時のシリーズが掲載されています。
ここを数えるだけで約40種類。いろいろな画像を見ると、ここの掲載されていないデザインのものもあったようです。
③ジュニア カザルーチ
発表はこの「カザルーチ」というメーカーで生産されていました。当時のリーフレットです。
これも貴重な資料。
⑤ジュニア 幼稚園1
当時の画像です。子供たちの知育ツールとしても考えられていたということで、
幼稚園でも導入がされていたようです。組み立てるのも楽しいので、きっと子供たちにも人気があったのでしょう。

⑥幼稚園2
これも当時の画像より。いろいろなバリエーションが並べられています。
棚には本が、デスクの上には小物が置かれていて、実際に使っているところを
撮影したもののようです。右上のチェストの上にはお人形さんが置いてあります。
なんだかかわいらしいですね。


材料は厚みが21㎜の合板です。


表面材にはシラカバを。黒い斑点はかすりと呼ばれる模様で、
この模様がシンプルなこのジュニアシリーズに表情を与えてくれます。

はめ込むだけで完成するというこのジュニア。
今回復刻したシリーズの中で最もパーツの少ない、6001アームチェアの組み立てをご紹介します。

ジュニア 6001アームチェア
パーツは全部でこの6つ。これを順番にはめ込んでいきます。


まず側板に貫(ぬき)を横からいれてはめ込みます。

ジュニア 6001アームチェア
そうすることで側板が自立しますので、そこに背板をはめ込みます。

ジュニア 6001アームチェア
座板を正面からはめ込みます。

ジュニア 6001アームチェア 
最後に小さい貫(ぬき)のパーツをはめ込みます。

ジュニア 6001アームチェア
完成。すごくシンプルで簡単。
他のシリーズはもう少し工程がありますが、基本的にはこのようにはめ込んで完成します。
一見シンプルに見えますが、実際に組み立てをしてみると考え抜かれた構造や
素材に対する深い造詣を見ることができ、改めてマンジャロッティの偉大さに気づくことができます。

今回復刻したのは5種類。

ジュニア 6001アームチェア
6001アームチェア

ジュニア 3003サイドボード
3003サイドボード

ジュニア 4001チェスト
4001チェスト

ジュニア 8003 3a シェルフ
8004シェルフ3a(3段タイプ)

ジュニア 8004 4a シェルフ
8004シェルフ4a(4段タイプ)

メトロクスの店頭には全仕様展示しておりますので、是非ご来店ください。
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