ヴィンテージ追加!ネルソン&サーリネンのチェア
こんにちは、メトロクスのハマダです。
本日は新しく入荷したヴィンテージ品のご紹介です。
ジョージ・ネルソン「パーチ」(1964) George Nelson / Perch Herman Miller |
1960年代にハーマンミラー社から誕生した「Action Office 1」シリーズの
ひとつとしてデザインされたワークチェア「パーチ」が2脚入荷しました。
「パーチ」という名前は(座れる)高い場所、止まり木といった
意味合いがあるそうです。
日本とは異なり、欧米のオフィスでは立った状態に近い姿勢で作業をすることが
少なくありません。
その方が身動きが自由で、よりアクティブに働くことができる、
という考えからで、海外の映画やドラマで垣間見る
ミーティングやプレゼンテーションのシーンを思い浮かべると
確かに日本のようにドカっと着席しているイメージは少ないですね。
そういえば、身の丈の半分くらいあるT定規や
尺の長いスケールを使って手書きで図面を引くときは、
私自身や周りの人たちもみんな、立った状態で作業していました。
この「パーチ」は元々、製図描き用に作られたとのこと。
なるほど、とても理に適っているわけですね。
写真の男性が肘を置いている部分、背もたれに見えますが、
実は肘掛です。
作業効率を考慮して意図的にアームレストが片側だけにあるんですね。
このアームレスト、肉厚でとてもふかふかしています。
座面高さは約80~90cmで調節が可能です。
座面下の軸部分を押さえながらシートを回転させることでシートが昇降します。
写真は高さを90cmまで伸ばした状態です。
ただいま、メトロクス東京店頭に展示中。
脚部に若干の使用感があるものの、牛革でシートの張替えを行いましたので、
新品同様のコンディションです。
コーディネートされているアイアーマンテーブルも 元々製図作業用にデザインされたもの。 こういった一見玄人向けに見えるものって 構造も使い勝手もよく考えられていて 実用的なものが多いのかも? アイアーマンテーブルは只今キャッシュバックキャンペーン中! |
エーロ・サーリネン 「72サイドチェア」(1948) Eero Saarinen / 72 Side Chair Knoll |
1938年の創業以来70年余り、建築家やデザイナー達と共に、
多くの名作を世に送りだしてきたノール社。
バルセロナチェアがあまりにも有名ですが、こちらの「72サイドチェア」も
ミッドセンチュリー期を代表する名作のひとつ。
建築物やプロダクトにアーチ状の曲線構造を多く取り入れていることで
知られているエーロ・サーリネンのデザインです。
そのサーリネンの特徴とも言える印象的な曲線が72サイドチェアの
バックシートに取り入れられています。
造形物としての美しさのみならず、座った人の姿勢をサポートする役割も担った
計算された曲線がこのチェアの一番の魅力となっています。
また、シートは広々としていて、ゆったりと腰かけることができます。
程よいクッション感があり、デスクチェアとしては申し分のない座り心地。
当店の「F031 デスク」との相性抜群!
キャスター付きタイプなので、使い勝手も良いですね。
お好きなカラーのファブリックで張替えを無料で行います。
シートのウレタンも新しいものに交換するので、
新品同様の使い心地です。
今回ご紹介したものの他にも…
・ピエール・ポラン バタフライ
・長 大作 イグナチオチェア
・エットーレ・ソットサス シンテシス45
など、ヴィンテージ品を販売しています。
メトロクス東京店、もしくはオンラインショップでお買い求めいただけます。
コンディションについて気になる点がこざいましたら、お気軽にお問い合わせください。
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