ボビーワゴンだけじゃない!B-LINEが復刻する不朽の名作アイテム
こんにちは、メトロクス・オノです。
新緑が綺麗な季節になりましたね。
この季節になると、街を歩いたり買い物をしたりしていても、なんとなく明るい色のものに目が行ってしまいます。
メトロクスにも、ボビーワゴンやアカプルコチェアなど、この季節を盛り上げてくれるようなカラーリングの商品がたくさん揃っています!
さて今回はそんなボビーワゴンでお馴染み、B-LINEの”タイムレス”コレクションについてご紹介したいと思います。
イタリアのB-LINE社は1999年に創業、ジョエ・コロンボのボビーワゴンを復刻生産すると、その後2000年代には1960-70年代の名作アイテムを立て続けに復刻させました。
さらに復刻生産だけでなく、近年はカリム・ラシッドなどコンテンポラリーデザインのプロダクトにも注力。
メイド・イン・イタリーにこだわりを持つ、インテリア業界やデザイン愛好家が注目するブランドです。
B-LINEと言えばボビーと思いがちですが、実は他にもイタリアのミッドセンチュリーを代表する名作を多数、復刻生産しているんです。
今回ご紹介する、1960-70年代の商品が揃うタイムレス・コレクションでは、ボビーワゴンのジョエ・コロンボをはじめ、コンパッソ・ドーロ賞を生涯で8回も受賞したルドルフォ・ボネット、日本人ながらイタリアで高い評価を得た高濱和秀と、60-70年代に活躍したデザイナーの色あせることないプロダクトを見ることができます。
早速、デザイナーごとにご紹介していきたいと思います。
ジョエ・コロンボ
1930年、イタリア、ミラノ生まれ。
1963年に自身の設計事務所を設立すると、1971年にこの世を去るまでわずか10年あまりの間に数々の名作を残し、60年代のイタリアデザイン界を彗星のごとく駆抜けていった天才デザイナーです。
亡くなったのは1971年の7月30日、自身の41歳の誕生日でした。
マルチ・チェア
ボビーワゴンと同じ年にデザインされた「マルチ・チェア」は、用途や空間に合わせて自由自在にかたちを変えることができる、アイデアもののイージーチェアです。
2つのクッションと両サイドについたベルトの留め方を変えることで、できる形はなんと12通り。
ぜひ全部試してみたい!
リング
正面と背面が円形(リング)に開口したキューブ型シェルフ、「リング」。
単品でのご使用はもちろん、色や種類を自由に組み合わせてお使い頂くことができます。
リング型の穴が中に飾ったものを素敵に見せてくれそうで、オブジェや本など、何を置こうか考えるだけでウキウキします。
クロスド
クロスしたパイピングと張地のコントラストが効いた、柔らかなプーフ「クロスド」。
2種類のかたち(正方形/長方形)と色を組み合わせて、楽しい空間が生まれそうです。
ルドルフォ・ボネット
1929年、イタリア、ミラノ生まれ。
元々はジャズドラマーとして活躍するも、そのキャリアを捨ててデザインの世界に飛び込んだボネット。
1958年に事務所を開くと、家具・自動車・電化製品など多方面のデザインを手掛け、イタリアデザイン界で最高の栄誉とされるコンパッソ・ドーロ賞を生涯で8回受賞しました。8回目、最後の受賞は、彼自身のキャリアに対しての受賞。欧州のデザイン界に多大な影響を与え、その歴史に大きく貢献した人物です。
ブーメラン
背と座が一体型の発泡ウレタンを、伸縮性のある張地で包み込んだイージーチェア「ブーメラン」。
その名の通り、側面のブーメラン状の留具が特徴です。
柔らかくシンプルなラインが魅力的な、MoMAパーマネントコレクションにも選定されている名作です。
クアトロ クアルティ
イタリア語で「4分の4」という意味を持つ”Quattro Quarti”は、円を4分割したパーツで構成されているユニークかつ機能的なプロダクト。
4つのパーツの組み合わせによって様々な形で使えるため、その時々の気分やライフスタイルに合わせて、長くご愛用いただくことができます!
ブック(マガジンラック)
U字型のフォルムが印象的なマガジンラック「ブック」。
U字の凹凸を組み合わせることで2個セットでもお使いいただけます。
ポリエチレン素材で屋外でも使用可能なので、お外が気持ち良いこの季節、チェアと一緒に持ち出してゆっくりと読書なんていうのも良さそうです。
アンブレラスタンド アキ
お外に出るのが気持ち良い季節、なんて言っておきながら、実はその後には梅雨がやってきます。
梅雨と言えば、傘。傘と言えば、傘立て。
「アキ」は、日本語の「秋」に由来する名前を持つ傘立てです。秋雨前線や台風の影響で降水量の多い秋に、特に活躍することを象徴したネーミングになっています。
「TSUYU」ではないんだなーなどと安易に思ってしまう自分が悲しいですが、安定感のある形状と深い差込み口を持つ「アキ」は大きな傘でもしっかりと受け止めてくれる、懐の広いアンブレラスタンドです。
高濱 和秀
1930年、宮崎県生まれ。
東京で建築を学び、設計事務所で働いた高濱は、1957年、ミラノトリエンナーレで日本館のインテリアデザインを手掛けるためイタリアに渡った際、ディノ・ガヴィーナと出会い、その後活動の場をイタリアに移しました。
イタリア・ボローニャを拠点に家具や建築のデザインで活躍した日本人デザイナーです。
ESA
自由自在に組み合わせて使うことができる「ESA」は、美しいラインが光るミニマムなデザインと、イタリアの高い家具製作技術が融合して生まれた六角形のプーフです。
張地の色や素材によって印象が変わり、様々な空間に合わせてお使いいただけます。
コロンボ、ボネット、高濱は、3人とも1929-1930年生まれの同世代。
1960-70年代には30-40代と、キャリアの中でも最も活力と勢いのある時期だったのではないでしょうか。
どのプロダクトも、シンプルなフォルムに宿る美しさと、考え抜かれた機能性を感じることができ、見ているだけでワクワクとした気持ちになってきます。
オンラインショップでは、さらに詳しくご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。