すわってツナガルプロジェクト~福島・会津若松の幼稚園へ~
みなさんこんにちは、メトロクス:タニです。
今日はメトロクスが発起人となってスタートさせた「モノのちからプロジェクト」
の一環である「すわってツナガル」の報告です。
すわってツナガル -Riki for TOHOKU-は、日本を代表するデザイナー:渡辺力さんの
呼びかけによって始まりました。
カートン・ファニチャー・シリーズ(C.F.S)を
東日本大震災の被災地のこども達に使って楽しんでもらおう!
というコンセプトのもと、被災地もしくは被災地からのこども達を受け入れている
幼稚園や保育所にC.F.Sを提供するプロジェクトです。
具体的には、①企業様からの寄付金、②個人の方からはC.F.Sを購入頂き、
その売上の一部を寄付金に、③個人の方からの寄付金、を募り
その資金でC.F.Sを必要なところへ届けています。詳しくはこちら⇒
情報はfacebookの「すわってツナガル プロジェクト」のページで随時アップしていますので
是非ご覧ください!
少し時間が経ってしまったのですが、7月某日、その支援第一弾として、
同市内でメトロクスの商品を取り扱って頂いているビープレゼ様のご協力の元、
代表の関さんと一緒に福島県会津若松市の「白梅幼稚園」へスツールを届けてきました。
会津若松市は四方を山に囲まれた盆地になっているという利点から
被災地の子供たちの受け入れも多く行っているそうです。
子供たちの反応がどのようなものなのか、とても楽しみにして伺いました。
100数十名の園児たちの前にて。
「このプロジェクトの主旨を子供たちにもわかるように説明せよ」という指令を
現地で初耳。しどろもどろになりながら、子供たちのまえで少しお話をしたあと、
実際に先生と子供たちみんなでスツールを組み立てました。
みんな興味津々でした。先生を中心に、子供たちもパーツを
折り曲げたり、差し込んだり。大きいけれども、とても簡単な
おもちゃのように見えたのでしょうか?
完成したら、みんな座りたくてしょうがない様子。押し合いへし合いの争奪戦、
になるわけはなく、仲良くかわりばんこで座っていましたよ。
このプロジェクトに関する力さんからのコメントには、
「私がデザインした中でも特に愛着のあるこのスツールが、
東北の子供たちのために役立ってくれることを願っています」とあります。
今回のお届けの様子は、福島民友新聞社さんと福島民報社さんに
取り上げて頂きました。それを力さんにもご覧いただいたところ
大変喜ばれたとのことでした。
何もないところから始まった支援が、こうして形になって、そして
喜んでくれる人たちがいて、それを実感することでまたこちらの喜びも
大きくなりますね。
その後も、ビープレゼ様に会津若松市内の14の幼稚園へ配布を
行っていただいています。
会津慈光第二幼稚園。子供たちだけで組立てていますね。
難しいけどできていますね。
会津慈光幼稚園。この光景は今回お届けしている幼稚園の
どこでも見かけます。神輿のようにみんなで担ぎ上げています。
とても軽くて丈夫なリキスツールです。
富岡幼稚園。富岡幼稚園は福島県の相双地区にあった幼稚園で、
震災後に会津若松市内の廃園となっていた幼稚園を利用し、
仮の運営をしている幼稚園です。 元々の園児だけではなく、
相双地区から避難してきている子供たちが入園しており、保育士の先生にも
避難してこられた方がいらっしゃるそうです。
今回は、6人のこども達と一緒にハイスツール・ロースツール併せて
5個の組み立てを行っていただきました。
「これまでとは園児の人数が違いましたのでマンツーマンで組み立てを行い、
一人一人が構造を理解していく様子を実感できたところがとても良かった。」とのことでした!
ブログでは数枚しか写真を紹介できませんが、すわってつながるfacebookページでは
画像もたくさん、それを見られた皆様からの暖かいコメントも多数頂いています。
今後も活動もそちらにアップしていきますので、是非ご覧ください!
おまけです。
7月の白梅幼稚園への納品のあと、ビープレゼ:関さんにお昼ご飯に
連れて行って頂きました。いくつかご提案頂いたメニューのなかで、
おいしいそばがあるということで、そちらへ。
店内では大将がそばを打つDVDが流れているというなんとも素敵なお店。
関さんと奥様から「大にしなさい、大に!」ということで胃袋も小さい僕なのに
大を注文。お店の横で採れる野菜のてんぷらも大盛りです。
とてもおいしいそばでした。