essential EAMES~エッセンシャル・イームズ~にいってきました
みなさんこんにちは。
メトロクス:タニです。
現在、新宿にあるリビングデザインセンター:オゾンで
「essential EAMES(エッセンシャル・イームズ)」が開催されています。
この展示会は、イームズの孫にあたるイームズ・デミトリオス氏が綴った、
「An Eames Primer」(Rizolli/Universe発行 2002年)、
日本語版「イームズ入門―チャールズ&レイ・イームズのデザイン原風景」
という書籍の構成を元に展開されているとのことで、以下展示会の
ページから引用させて頂きます。
~この展示会は、イームズの孫:イームズ・デミトリオスが綴った書籍をもとに展開します。
イームズ作品のバックグラウンドにある哲学や精神を本人のコメント、身内や仕事仲間 の
証言をとおして鮮明に伝えるものです。また、デミトリオスはイームズオフィスの代表で、
自身もフィルム作品も発表しているクリエーターです。世界的に知られるイームズデザインと
その魅力が、デミトリオスのクリエーションによって新たな視点で発信されます。
建築からおもちゃまで、イームズの世界とその背景を立体的に堪能できる構成です。
さらにイームズとの協働によりイームズの家具を製造してきた家具メーカー、
「ハーマンミラー」によるアーカイブ(日本未公開)の一部を展示し、時代を超えて
愛されるモダンデザインの魅力と当時の家具製作に注がれた情熱を紹介します。
本展はイームズ・デミトリオス監修のもと、アメリカ・カリフォルニアを皮切りに、
2011年9月の香港、 2012年1月のインドネシア・ジャカルタに引き続いての開催となります~
※リビングデザインセンター OZONEのイベントページより引用
そして、この展示会の初日、7日(金)には丸の内のハーマンミラーストアで開催された、
「永遠のデザイナー、チャールズ&レイ・イームズの現在性」というセミナーにも
参加してきました。
デミトリオス氏が映像を交えながら、チャールズ&レイ・イームズ夫妻について、
彼らの仕事についての話を聞くことが出来ました。
今回の展示会をみて僕はピエール・ポランとマイア夫妻のことを思いました。
メトロクスのサイトにアップされている、ピエール・ポランへの
インタビューの最後の、マイアさんのコメントをご覧ください。
きっとイームズ夫妻もそんな二人だったのではないでしょうか。
こんなにも多くの「もの(プロダクトやグラフィック)」だけではなく、考えや哲学を残し、
世界中の数え切れない人々に影響を与えた、二人のイームズ。
展示会は1月15日まで、リビングデザインセンターオゾン3Fで開催されています。
みなさん、是非足をお運びください。
あと、来年映画が公開されるそうですね。こちらも楽しみです。
イームズというと、昨年に21_21 で開催されていた、『倉俣史朗とエットレ・ソットサス展』
のトークイベントで、建築家の五十嵐淳さん、中山英之さん、そして岡田栄造さんの
話を思い出します。
内容は簡単に言うと、中山さんが学生のころ、イームズの椅子を見て
「このエアメス兄弟ってすごい」と思ったという話です。その後、エアメスではなく、
イームズ、兄弟ではなく夫婦だったと知ったとおっしゃっていましたが。
最高に笑いました。