リノリウムのキズはキレイに消える!
こんにちは、メトロクス・フクオカです。
リノリウムという素材をご存じでしょうか?
リノリウムは亜麻仁油、ロジン、木粉、石灰粉などの天然の原材料から造られる建材で、天然効果による抗菌性や抗ウイルス性がある素材です。
160年前にヨーロッパで発明され、人体や環境に優しい建材として世界中の様々な場所で使用されています。
マットな仕上がりで優しい雰囲気をあわせ持ち、環境にも優しいこともあり、特にここ数年は家具に採用されるのが増えたように思います。
当店で取り扱い商品の中にもリノリウムを使った家具がだいぶ増えました。前述のとおり、とても優れた素材なのですが、難点はキズがつきやすいです。
自然素材でやわらかいという特徴があるので、陶器なんかを引きずったりすると、スレキズがついてしまうことがあるんですよね。
コップの水滴も放置すると痕になっていきます。しばらくすれば全体的にキズや汚れが馴染んでいき、それを経年変化として愛でていくのがリノリウムの醍醐味みたいなところもあるのですが、やはり新品の間はちょっとしたキズが付いてしまったりすると気になってしまうもの。
でもご安心ください!
リノリウムのキズを身近なもので簡単に消す(目立たなくする)方法があるんです。
身近なもの・・・洗剤やスポンジではありません。
正解はこちらです。
クルミの実です。スーパーやコンビニで売ってるもので問題ありません。
では、キズのリペア方法をご説明します。
今回はこのスレキズをやっつけていきます。上に置いていたものを擦った際に付いてしまったもので、布でこすっても取れません。
1. ふきんやペーパータオルなどにクルミを包んで、ギュっと押して砕きます。
そうするとクルミの油分が染み出てきます(画像右)。
2. 染み出た油分をキズ部分に押し当てていきます。その後、やわらかい布で拭きます。油分をリノリウムに馴染ませる感じで拭き取るとうまくいきました。
作業はこれで終了。
〇印部分にあったキズが、右側の写真ではキレイに無くなっているのがわかると思います。
めちゃ簡単!目を凝らして見てもキズは見えません。
よっぽど鋭利で激しいキズでなければ、この方法でキレイになりますよ。
色の薄いリノリウムの場合は、油分の付けすぎに注意してくださいね。
まさか木の実でキズが消えるとは。
目には目をじゃないですけど、自然素材には自然素材をということですかね。
リノリウムを棚板や天板に使用した商品をご紹介いたします。
メトロクス東京の店頭で実際に触れていただける商品もございますので、素材感が気になる方はぜひ店頭でお確かめください。
ご来店お待ちしております。