【シャルロット・ペリアンと日本-モダニズムと伝統の融合】
みなさん、こんにちは。メトロクス:タニです。
数ヶ月前から待っていた展示会が先週の土曜日、22日から始まりました。
神奈川県立近代美術館 鎌倉【シャルロット・ペリアンと日本】。
今年は美術館の開館60周年記念の展示会とのこと。
日本で最初の公立の近代美術館だったそうですね。
設計は坂倉準三。ル・コルビュジェのもとで建築を学び、
ペリアンとも親交の深かった人物。
色々な意味をもつ展示会とのこと。
昨日はその関連イベント、≪シェルロット・ペリアンと日本-モダニズムと伝統の融合≫
というシンポジウムに行って来ました。
今回はそんなイベント情報をキャッチするや否や、
メトロクススタッフ全員に声をかけ、みんなで行ってきました。
なんて勉強熱心な会社。みんな好きなんです、こういうことが。
ここでは、いろいろな角度からのペリアンへの見解を聞くことが出来ました。
エヌ・クラフツでも係わり合いがある民藝や柳宗悦、芹沢銈介、
河井寛次郎。建築家の丹下健三や、芸術家の岡本太郎。
そして、最も興味深かったというか近いというか、「へ~」と
思ったのは、渡辺力さんと丹下健三の仕事とペリアンとの
関係でした。勉強不足で、丹下建築のインテリアの多くは剣持勇が
手掛けていたことは少し知っていたのですが、力さんもやっていたとは!
前の東京都庁の知事室における、ペリアンのインテリアに対して
力さんが丹下さんに手紙を書いていた、というエピソードなど。
また、≪表現者 河井寛次郎展≫という図録で見たことがあった
河井寛次郎の竹製の椅子と、ペリアンの作った竹製の椅子の話など。
僕は研究者ではないので理解できない話も多かったですが
上に書いたような話はとても面白かったです。
もちろん自宅に帰ってから、ウィキペディアでいろんな情報を
検索したことは言うまでもなく。
また、こういった機会があればみんなでいきたいと思います。
みんな、誘ってもいやな顔しないでね?
さて、今日もメトロクスの書庫に来ました。
こんな貴重な書籍が。
ご存知でしょうか?
1941年、高島屋で開催された≪シャルロット・ぺリアン「選擇、傳統、創造展」 ≫の
図録です。坂倉準三との共著。
そして、こちらが≪表現者 河井寛次郎展≫の図録。
是非メトロクスで手にとってご覧ください。
申し訳ありませんが、≪シャルロット・ぺリアン「選擇、傳統、創造展」 ≫は
「please do not touch!」です。でもご覧になりたい方、スタッフまでお声がけください。
そういえば、思い出しました。先日静岡クラフトに行ったとき本当は
静岡県立芹沢銈介美術館にも行きたかったのですが
開館時間に間に合わなかったのでした。目の前をクルマで通り過ぎたときの
悔しさったら。さらには登呂遺跡では楽しそうなお祭りが。
今度はリベンジしたいです。
京都の河井寛次郎記念館にも行きたいなあ。