フランス出張レポート!merciとポラン邸への訪問

こんにちは。メトロクス、ヨダです。
まだまだ寒いですね。
極度の寒がりの私は、早く春の陽気で重いコートを脱ぎ捨てたいです。
すこし時間が空いてしまいましたが、今回はフランス出張第二弾という事でレポートです。
第一弾レポートはこちら

メゾン・エ・オブジェの展示会場自体はパリから少し離れた空港の近くなのですが、
「merci」のレセプションに訪問するためパリ市内に行きました。
ここは、収益の一部を恵まれない子供たちを支援する活動に寄付をするというコンセプトショップ。
彼らの打ち出す企画とセレクションは大変注目度が高く、各国のメディアで取り上げられています。
メトロクスのソリッドスツールもこちらで販売されています。

今回は「My Bike」という自転車をテーマとしたエキシビションの
レセプションパーティーだったのですが、さすがにすごい人!!

真中に見える大きな照明はイギリスのデザイナーTom Dixonによるインスタレーション、「My Bike」。
自転車のホイールをモチーフにしたシャンデリアです。
(後の情報によると72個のバルブを用いているとのこと)
巨大。

トレードマークの赤いメルシーカーも「My Bike」仕様に。(こちらは後日再訪した際に撮影)

車の後ろに見える併設されているカフェもとても素敵です。

写っている雑誌は、メトロクスも掲載されている「marie claire maison」東京特集。
こちらにもソリッドツール、そして小さな時計を掲載して頂きました。

そんな訳でパリ市内へ足を運べたのは滞在中数回だったのですが、
特記すべきことがもう一つ!
F031デスクF061サイドボードのデザイナー、ピエール・ポラン邸への訪問です。
当初奥様のマイヤさんとはパリでお会いする予定だったのですが、予定変更となり、
急遽、南仏にあるご自宅までお邪魔することとなりました。

このような機会はめったにないので緊張です。
電車で3時間揺られ、さらに1時間のドライブを経て、
自然に囲まれたお家へ。素晴らしい環境です。


こちらはお家の敷地内。

お部屋の中はもちろんですが、ポラン氏デザインの家具が居心地良く並んでいます。

白いタンチェア。私は単品でしか見た事がなかったのですが、並ぶと迫力ですね。


マッシュルームチェアも、テーブルをぐるりと囲んでいます。
座り心地は抜群。
うしろの2匹は秋田犬で馴染みのあるお顔立ち。南仏で出会うとは。
こういったところからもポラン氏の日本に対する思い入れが見て取れます。

ご婦人のマイヤさんは、とても気さくな方で私たちを歓迎してくださいました。
さらにランチまでご用意して頂いていたのです。
お庭でとれたお野菜を使ったサラダなど、展示会場でサンドイッチばかりだった私たちには
本当に染みました…!
流石フランスなところは、白ワインとチーズ(青カビ)もしっかりとあるところ。
最後にはリンゴのオーブン焼きを。

本当に温かくて、人生の中で指折りに入る素敵なランチでした!

その後、オイスターチェアなどの名作家具が並ぶお部屋や、
マイヤさんが集められたコレクションを見学させて頂いて、貴重なお話が出来ました。
ポラン氏の企画が色々と進んでいるようで、それについては、また改めてお知らせをしたいと思います。

廊下の突き当たりにはリボンチェア。

以前ここはただの森で、そこを氏がとても気入り、切り開いて家を建てたのだそうです。
その作業はとても大変だった、
でも今は本当にこの場所を気に入っているわ!
とマイヤさんはおっしゃっていました。
彼のデザインは、このような場所で生まれていたのですね。

またすぐさま日帰りをしなければならなかったので数時間の滞在で
ポラン邸を後にしました。
ポラン氏のインタビューをこちらで読むことができますので、是非ご覧になってみてください。
(こちらは今回のものではなく以前インタビューを行った際のものです)

今回のフランス行きは、初の経験で色々とハプニングもありましたが、
海外の市場を知る上でとても有益でした。
世界中で、リキスツールに座っている子供や、日本の鉄器の栓抜きでビールの瓶を
あけている人がいるかもしれない、
もしかしたら私たちの思わぬような使い方をしているかもしれない、と思うととても面白い。
是非また日本の外に飛び出したいものです。

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