ウール製ラグとアクリル製ラグ 比較
こんにちは。メトロクス・オノデラです。
2014年から販売開始したメトロクスオリジナルアイテムである、マックス・ビルによるグラフィックラグ。従来のアクリル仕様に加えて、以前よりお客様からのご要望が多かったウール仕様が仲間入りしました。
本日は、ウール製のラグとアクリル製のラグについて、それぞれの素材の特徴について、少し詳しくご説明したいと思います。
■ウールについて
羊の毛でできた100%天然素材です。
【メリット】
ウールは天然の断熱材!冬は暖かく、夏はドライに。
ウールは、空気を大量に(繊維体積の約60%!)抱え込んでいます。冬は外からの寒さを断ち、室内の暖かさを逃しません。また、夏は逆に冷房の効いた空気を逃がさず涼しさを保ちます。
耐久性があるから、長い目で見るとぐんと経済的。
ウールは動物性タンパク質でできています。タンパク質は窒素を多く含んでいるため火が付きにくく、燃え広がらない性質を持っています。また、19種類のアミノ酸からできているため、染料との相性がよく、洗練された深い色合いにむらなく染まり、色落ちしにくいのも特徴です。いつまでも美しい色と艶を保ち続けます。
また、弾力性が高いので、何度踏まれても、元のように回復。丈夫で、しかもふんわりした感触とも長くつきあえます。家具の下敷きになっても、スチームアイロンなどの蒸気をあてて戻すことができます。
ウールは汚れにくく、汚れても落としやすい!
ウールの表皮はごく薄い膜で覆われており、水をはじく性質があります。万が一汚れても、すぐに拭きとればシミになりにくいです。また、ウールは水分をほどよく含んでいるので静電気が起こりにくく、他の繊維よりもホコリやチリがつきにくいです。
湿度を自然にコントロール。
ウールは、湿気を吸収しますが、水分を吸湿しても、感触はさらさら。その吸収力は繊維の中でもっとも高く「呼吸する繊維」とも呼ばれています。
【デメリット】
アクリル製ラグよりも高価です。
遊び毛が出やすいです。・・・が、こまめに掃除機をかけていただくことでじきに落ち着きます。
■アクリルについて
アクリルは、ウールに似た性質を持たせた人工的に作られた合成繊維です。
【メリット】
ウールに似た風合いと、快適さ(吸湿性)、あたたかさ(保温性)、やわらかさ(弾力性)を持ち合わせていながら、ウール製と比較すると価格が安い!
虫食いの影響がほぼありません。
色の発色がよく鮮やかな色に染めることができるのも特徴です。
吸水吸湿性が小さいので、お手入れ後の乾きが早いです。
【デメリット】
ウールに似た性質を持たせた素材ではありますが、実際のウールと比較すると、快適さ(吸湿性)、あたたかさ(保温性)、やわらかさ(弾力性)がやや劣ります。
ウール製、アクリル製、いずれもメトロクス東京の店頭でご覧いただくことができますよ。
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それぞれの特性をご考慮いただき、お選びくださいね!