Buongiorno Maestro!作品紹介(1) 【ビトッシ「リエディション」】
アルド・ロンディ50~70年代の作品を
数量限定で復刻させてきたプロジェクト、ビトッシ「リエディション」。
オリジナルに忠実に、昔ながらの赤土を使っているのが特徴の一つ。
トスカーナ地方で取れる土のほとんどは赤土だったため、
かつては赤土での製造が中心だったのです。
写真はイタリア フィレンツェ郊外モンテルーポにある
ビトッシの工場でのスナップ。
青線の右側には、
製作途中の
リエティション4th「INV.2270/2271」、「INV.1414」、「INV.2478」の姿。
未着色のものもあります。
白いものは、上に塗る色の発色がよくなるように白色マテリアルを塗ったもの。
(この手法をマジョリカといいます。)
ちなみに、青線の左
ソットサス「デザインシリーズ」をはじめ
現在は、8割以上が白い粘土が使われています。
ここで、
現在の「リミニブルー」と「リエディション」を比較してみましょう。
左:リミニブルー「ベースNo185」 右:リエディション1stの「INV.0070」
ロンディ・ブルーと呼ばれる深い独特の青。
底を見ると、
土台の色の違いが粘土の違い。
リミニブルーは白粘土、リエディションは赤粘土です。
リエディションでは下地として塗られた白い部分も見られます。
リエディションは手描きでシリアルナンバーが入っていて、この作品は199のうちの6番です。
(アイテムによって生産数は149や99など異なります。)
アップで見てみると
リエディションのほうが、ごつごつした質感があります。
表面の柄の大きさが違うこともあり、
リエディションは一段と重みのある印象です。
ちなみに、
現在取扱中のリミニシリーズ70年代頃のデッドストック品
「ブルー」、「白」、「緑」を確認したところ
白い粘土を使用していました。
赤土を使いつつ、色、ツヤ、仕上げ、形などヴァリエーションに富み、
アルド・ロンディ作品の魅力を堪能できる「リエディション」シリーズ。
9月26日までメトロクス東京で開催の
buongiorno maestro!(ブォンジョルノ・マエストロ展)では
職人さんのハンドメイドにより大切に再現されている
実物を一同にご覧いただけます。
※過去の作品でもイタリアのメーカーに在庫のあるものはお取り寄せ可能です。
>>【リエディション全商品一覧[PDF:11.4MB 新規ウィンドウで開く]】
■こちらもどうぞ→ビトッシ作品紹介(まとめ)