渡辺力デザインのウォールクロック登場

こんにちは、メトロクス・タカダです。

本日は、新たに発売されたウォールクロックをご紹介。戦後日本のデザイン黎明期から業界を牽引したデザイナー、渡辺力がデザインを手掛けた製品です。

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アルミニウムクロック/70年代にイームズ夫妻に贈った掛時計

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20世紀のプロダクトデザインに世界的な影響を与えたイームズ夫妻と親交の厚かった渡辺力は、1978年、当時試作していたウォールクロックを贈呈、イームズ邸に長い間飾られていました。

そのウォールクロックを基に製品化されたのがアルミニウムクロックです。
オリジナルの時計の本体には銅を使用していましたが、製品化に際し軽量化を図るためにアルミ素材に変更され、文字盤もリデザインされました。

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磨き上げられた鋳造アルミニウムの本体は、軽快ながら確かな存在感を放ちます。高品質で立体感ある指標印刷はアラビア数字「DIDONI書体」で、メリハリのある小気味よいリズムを際立たせています。

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付属の専用スタンドを使えば置時計としてもお使いいただけますし、小振りでシンプルなフォルムであるため、場所を選ばずにお使いいただけるのが大きな魅力です。

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RIKI ALUMINUM CLOCK / リキ アルミニウム クロック
¥33,000

リング クロック/軽やかな「抜け感」が魅力

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針先に輪っかが付いたメガネ針と、目盛り部分には輪形の指標が採用された、装飾的な時計言語と機能美の絶妙なバランスが美しい文字盤のデザイン。

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1981年にデザインされたリングクロックは、ポストモダンや記号論再評価など、当時の時代の雰囲気の中、文学や哲学にも造詣の深かった渡辺力のアンティークや時間認識に対する再解釈を感じます。

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モダンクロックの多様な可能性を追い続けて辿り着いた、軽やかな抜け感が魅力の、渡辺力のクロックデザイン最終期の傑作のひとつです。

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RIKI RING CLOCK / リキ リング クロック
¥22,000

渡辺力にとって、時計のデザインは自身のライフワークとして長年取り組んできた分野でした。高い機能性とシンプルなデザインを追求したその製品たちは、いくつ時代を越えても色褪せない普遍性を持ち合わせています。

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