エゴン・アイアーマンの復刻プロダクト:アイアーマンテーブル
みなさん、こんにちは。メトロクス:タニです。
いよいよ今週末から≪ドイツデザインのマスターピース≫が始まります。
目玉は、今回メトロクスが取り扱いを開始する、エゴン・アイアーマンが
1930年代~60年代にかけてデザインしたプロダクトの復刻品です。
まず、これらの復刻品を手掛けたのは、ドイツ:リチャード・ランパート社。
会社の歴史はまだ浅いのですが、優れたデザインのプロダクトを数多く
プロダクションしています。メトロクスは中でも、アイアーマンの復刻品に注目しました。
昨年から、同じくアイアーマンのSE18を取り扱いを始めていたからです。
ドイツを代表する建築家でありデザイナーであるアイアーマン。
機能的かつ無駄を一切排除したミニマルなデザイン。
そんなプロダクトを紹介していきます。
《アイアーマン・テーブル》
このテーブルはアイアーマン自身のアトリエ用にデザインされました。
自身が使いやすいように考えられたのでしょう。構造は至ってシンプルです。
※上の写真はアイアーマンのアトリエではありませんのでご注意を!
特徴は、用途に合わせて高さの調節ができることです。
もともとは製図用で考案されたものです。本来は天板を斜めに
傾けて使うことも出来ますが、定番ではこの仕様を扱います。
上の写真は一番低くした、高さ720mmに設定しました。
標準的な机の高さです。
人が座るとこんなサイズ感です。ボビーの2段を脇で使います。
これくらいになるとカウンターとしても使えそうな高さです。
ボビーの3段でも悠々と天板の下に入ります。
比較というか。ちょっと分かりにくいかもしれませんが、ここからここまで行きます。
高さを調節する、テーブルのフレームパーツです。これを見て頂くと一目瞭然、
この穴にL字の金具をかませて固定するだけで、35mm間隔・5段階の高さ調整が
可能です。本当にシンプル。
天板はメラミン化粧板に、木口にはオークの無垢板が。
異素材の組合せもアクセントになっています。
フレームには斜めに入ったクロスバーが。構造をシンプルに
意匠的にも美しいデザインです。建築的です。
天板の実際のサイズ感です。僕の個人的な書類と机の上の
ものを一式のせてみました。う~ん、PCがないからか、なかなか分かりにくいですが、
十分なスペースが確保できます。奥行きが800mmもあり、これはきっと標準的な
デスクと比較すると、100~200mm程度は大きいです。
デザインは1953年。数十年の月日を越えて当時のフォルムをそのままに、
ノックダウンできるようにリノベートされ、1995年に復刻されました。
普遍的な名作テーブルをメトロクスで取り扱い開始します。