座るだけじゃない、多目的スツール「ウルムスツール」

こんにちは、メトロクスの山本です。
先週メトロクスには大量のウルムスツールが入荷してきました。
ウルムスツール
ウルムスツール ¥29,400

メトロクスメンバー全員でバケツリレーのようにして運び込み
倉庫や事務所はウルムスツールで埋め尽くされています。
ウルムスツール_倉庫ウルムスツール_事務所
ウルムスツールのシルエットが印刷された段ボールが延々並んでいます。
これだけ並ぶと面白いですね。

このウルムスツールは、バウハウスの理念を受け継ぐウルム造形大学の設立に尽力し、
自身が初代学長として活躍したマックス・ビルが1954年に大学で使用するために
デザインした多目的スツールなのです。
無駄をそぎ落としたミニマルなデザインはバウハウスの概念をそのまま受け継いだ
象徴的スツールといわれています。

当時ウルム造形大学では、椅子としてはもちろん、サイドデスクや踏み台、
教科書の持ち運びなど幅広い場所で使用されていました。その様子を少しご紹介します。
※画像はすべて書籍【Ulm Design】より

教科書を置く台として
トーマス・マルドナードの授業風景。教科書を置く台として使用されています。

スツールとして
ウルム造形大学を設立した一人、オトル・アイヒャーの授業風景。
少し分かりづらいですが右下の生徒が座っています。

マックス・ビルの授業風景
マックス・ビルの授業風景。

踏み台として
ときには踏み台として。

学生寮
学生寮のサイドテーブルとして。そのまま教科書を持ち運んだりしたのでしょうか。

野外授業にも
野外授業にも活躍していました。横にして座っている生徒もいます。

それぞれ思い思いの方法で使用されている様子が伺えます。

機能性もさることながら、耐久性にもすぐれているのが、このスツールのすごいところ。
各部材の接合には高度な木工技術がつかわれています。
高度な継ぎの技術
木を指と指を組んだように組み合わせるこの技法は、
強度に優れ木材の反りやねじれも防いでくれます。

脚部・貫木には丈夫なビーチ材
本体は軽くてしなやかなスプルースを使用しているので、
約2.5kgと女性でも片手でらくらく持ち運べます。
また、強度の必要な脚部と貫木の部分には丈夫なビーチ材を使用。
軽さと強さを兼ね備えています。

シンプルなデザインなのでどんな場所にもすっと馴染むウルムスツール。
複数を組み合わせて本棚や飾り棚としてもお楽しみいただけます。
使い方は人それぞれ、いろんな楽しみ方が発見できそうです。
本棚や飾り棚として

メトロクスではウルムスツール以外にもポスターや時計など
マックス・ビルの商品
を多数取り扱っています。
マックス・ビルの特集ページもございますので、是非こちらもご覧ください。

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