こんにちは、メトロクス・ハマダです。
先月、出張で札幌へ行ってきました。
元々、メトロクスは札幌で始まった経緯がありますので、
製造工場なども多くが北海道にあるのです。
巨匠 渡辺力さんデザイン、みなさんもご存知のカートンファニチャーシリーズ。
スツールは「リキスツール」の愛称でも親しまれています。
段ボール家具ですから、もちろん、段ボール工場で製造されています。
工場は北海道・小樽にあります。
このシリーズの製造ラインを見学して来ました。
この大きな段ボールを加工していきます。
製造ラインに乗せられ、どんどん流れていく段ボール。
シュー!と高速で送られていきます。
物によって異なりますが、このラインで表面にプリントが施されたり、
折り目がつけられたり、形になっていきます。
型抜きをして、できあがっていく段ボール。
※この写真はカートンファニチャーではありません。
これはカートンファニチャーの色見本。
毎回、この見本と照らし合わせて、色に差がないか確認します。
これは別ラインの機械。物量や大きさによって使い分けるそうです。
このような製造ラインを通って、ユニークな形の段ボールパーツが完成します。
できあがったパーツがこちら。
あとは、みなさんの手でパズルのように組み合わせていくだけ。
物が作られていく工程を見るのは、本当にわくわくしますね!
さて、続いては今年発表した新シリーズ「ジュニア」の製造工場へお邪魔しました。
こちらの工場は、家具の産地としても有名な旭川にあります。
職人さんが作業中。この工場では、いろんな種類の家具を製造されています。
特殊加工専用の機械もたくさん。
ジュニアの資材コーナー。
前述のカートンファニチャー同様、ジュニアも組み立て式の家具です。
なので、工場ではパーツの姿のまま。
ちなみに、6001 アームチェアのパーツはこんな感じです。
この6つの板をそれぞれの切れ込みに差し込むだけ!
みなさんにも構造の面白さや組み立てる楽しみをぜひ体感していただきたい!
メトロクス店頭でもお試しいただけるので、お時間があるときにお立ち寄りくださいね。
現場の方々、お忙しい中、工場を案内してくださり、ありがとうございました!
工場萌えの属性もある私は鼻息荒く、カメラ小僧と相成りました。
工場見学の他に、札幌市内にあるショップ巡りや、
イサム・ノグチの設計したモエレ沼公園へ行きました。
我々メトロクスはここ、モエレ沼公園にあるガラスのピラミッド内で
北欧デザインのエキシビジョンをやったこともあるんです。
その時の様子。
Nordic Design展(2007)より│ ポニーやボールチェアも。
Nordic Design展(2007)より│ ハンス・J・ウェグナーの「ベアチェア PP19」も。
ソフトバンクのCMで吉永小百合さんが座っているのは、この椅子です。
ちょっと話がそれましたが、モエレ沼公園には
面白いモニュメントがたくさんあり、散歩がてら楽しめます。
広大な芝生に癒されます!
この日は天候が良くなかったのと、ピラミッドが休館日だったので、
快晴の日にもう一度行ってみたいなぁと思っています。
え?なんだかこの出張、遊んでばかり?
そ、そ、そ、そんなはずは・・・(ない)!
おまけ
ピエール・ポランのF031 デスクの工場(旭川)にも立ち寄りました。
工場長さんのコレクション(?)がかわいかったのでパシャリ。