時を経て進化したマッシュルーム ベーステーブル
こんにちは、メトロクス・スギウラです。
只今、東京店では、数々の建築・家具デザインを手掛け、
日本のデザイン界を牽引した重鎮の一人 長 大作さんがデザインした、
マッシュルームベーステーブルと、パーシモンチェアを展示しています。
マッシュルームベーステーブル レクタングル クリア ¥165,900
マッシュルームベーステーブル レクタングル ダークブラウン ¥99,540
ダークブラウンは生産終了のため、展示品のみの販売となっておりますので、
40%OFFとお得です。
マッシュルームベーステーブル 三角形 ダークブラウン ¥126,000
こちらも生産終了のため、残り1台のみとなっております。
今日は、2006年にメトロクスでリデザインモデルが誕生しました、
マッシュルームベーステーブルのお話です。
このテーブルの原型は、「おむすびテーブル」と言う名前のテーブルでした。
1953年に、長さんが家具を担当した東京銀行丸子クラブハウスの
コーヒーテーブルとしてデザインしたのだそうです。
後に国際文化会館の食堂用テーブルとして、また松本幸四郎邸の
コーヒーテーブルとしても使用されました。
こちらは東京店で展示中のおむすびテーブル オリジナル(非売品)
2006年にこのおむすびテーブルを元に、ダイニングテーブル用に高さなど調整し、
リデザインしたのが、マッシュルームベーステーブル 三角形と四角形です。
名前の由来になっているこの「マッシュルームベース」は、
長さんと、長さんの師である坂倉準三さんが‘シャンピニョン’(キノコ)と呼ぶ
コンクリート建築からヒントを得ているそうです。
2006年4月のリリース時には、メトロクス東京店で、
『長大作~有機的かたち』と題した、エキシビションも行いました。
『長大作~有機的かたち』展の様子
こちらは長さんが1955年にロビーや食堂椅子などのデザインを手がけた、
国際文化会館。右の画像は、ティーラウンジ The Garden。
マッシュルームベーステーブルとパーシモンチェアがズラリ。
2006年に、納品させて頂いたものです。
その後、4人で使えるダイニングテーブルが欲しいと言うご要望もあり、
2010年に、長さんと一緒に細かく調整をして、
「マッシュルームベーステーブル レクタングル」が出来上がりました。
パーシモンチェアが4脚入る大きさになっています。
天板の縁の丸みは安全性もありますが、
丸みがある方が薄くシャープに見えるという視覚的な効果もあります。
弧を描いた形は、4人座った時に、全員が中央を向きやすいように、
考えられています。
私が驚いたのは、とてもしっかりとしているので重そうにも見えますが、
軽くて女性一人でも運ぶことが出来るということです。
様々な経緯のなかで進化し、今の形となったマッシュルームベーステーブル。
なんだか、歴史を感じてしまいますね!
是非、実物をメトロクスに見にいらして下さい。
おまけ
こちらは『長大作~有機的かたち』展で展示させて頂いた、長さんのだるま。
とても素敵だったので、載せてみました。
踏ん張って頑張っているような、とても良い表情をしていますね!